こんにちは!とあです!
私は長男を普通分娩、次男を予定帝王切開で出産しました。
「陣痛がないから帝王切開の方が楽だよね!」
なんて声がどこかからか聞こえてくることがありますが、果たして実際はどうなのか
経験をもとにお伝えできたらと思います!
合わせてこちらもどうぞ!


2人目出産
戻らない逆子ちゃん
長男が生まれ1年後、2人目を妊娠したことが判明しました。
妊娠の経過も順調で、安心していたのですが
7か月頃の検診にて「とあさん、逆子です」と言われるのです。
長男の時には一度も言われることがなかったので驚いたのですが、逆子は戻ると謎に過信していたため
不安も焦りもほとんどありませんでした。
実際にネットの体験談にも、逆子が戻ったという記事が多くみられていたので

「まあそのうち回転してくれるでしょ♪」
なんてお気楽に考えていました。結論をいいますと、この子は戻りません(笑)
体操をするも諦めモード
逆子の診断をされた日に逆子体操を教わりました。
(四つん這いからおしりを突き出し、左右どちらかに倒れる)
やれどもやれども逆子がもどる気配はなく、検診も2週間に1回のペースでの確認となっていました。
「逆子ですね」
「逆子ですね~」
「逆子ですね!」
なんど言われたでしょうか(笑)
妊娠9か月ごろにはもうあきらめており、出産日が分かれば予定も組みやすいしむしろいいかもしれない!
と前向きに考えるようにしていました。
このころには体操もしていません
それでも内心どこかで、直前になって回転するかも…?なんて淡い期待をしつつ
自分が帝王切開で産むことに対して実感がわかないまま
いよいよ手術の日を迎えるのでした。
最終の検査。そして入院
手術当日になり、夫に産院へ送ってもらいます。
手術前最後の検診で逆子が戻っていれば帝王切開は中止ですが…
しっかり逆子でした。
そうして入院の手続きを済ませ、部屋に移動しさっそく手術着に着替え、準備を進めるのでした。
リカバリールームへ移動し、点滴をしたりバルーンを入れたりオケケを剃ったり(笑)
一通り必要な準備を済ませ、横になっていると一旦帰宅した夫がやってきました。
部屋の中のテレビを見て過ごし、「診察が遅れてるから予定より遅くなるかも~」
なんて言われてましたが、きちんと予定通りに始まることになりました
いよいよ出産が始まります
つながれる管。いざ手術室へ
時間になりいよいよ手術が始まります。
歩いて手術室へ入り、ものすごく幅の狭い手術台に横になります。
この時すでにたくさんの管につながれているしお腹は大きいし身体は薄い手術着で守られてるしで
とにかく動きにくかったです。
横になって少しして先生がお二人いらっしゃって、まずは麻酔。
麻酔を入れた瞬間下半身が熱くなるようなそんな感覚でしたが、あっという間に効いてきて全く感覚がなくなりました。
人生初の麻酔に感動していると、いよいよ切開です。
もちろん何も感覚はないのですが、お腹の周りをずっとぐねぐねされているような、気持ち悪い感じがしていました。
手術が始まって5分ほどで
「産まれますよ~」の声が!
あっという間の対面
手術台に乗ってからは本当に早くて。でもお腹を触られている感じが気持ち悪くて(笑)
産まれてきた次男と対面したときは一気に緊張の糸も解けたのか、自然と涙が溢れてきました
(長男のときは感動に浸る余裕もなくて)
なにより無事に産まれてくれたことに本当に感謝でした!
普通に産もうとすればリスクを伴うことがある逆子の出産。この現代で安全に産むことが出来る医療の発達に本当に感謝を覚えました。
産まれた後は縫合の時間。
ここからが少し辛い時間となりました
身体がすごく熱くほてってくるというか、気持ち悪いというか、味わったことのない感覚で
これ、大丈夫?なんて不安にもなりました。
あと少し色んな意味で気持ち悪い話ですが
手術台の天井に恐らくエアコンらしき業務用のものが埋め込まれていたんですが
その材質がツヤツヤしているというか反射する材質のもののようだったんですけど
そこにうっすら自分の内部が反射していて(笑)
もちろん鮮明さはないので「あ、なんか赤いな~」ぐらいの見え方でしたが
見る人がみたら倒れるような、そんな状況でした
そんなこんなで無事に縫合も40分ほどで終わり、手術台からストレッチャーへ移動
(看護師さん何人かがかりで移してくれましたが、地味に怖かった)
部屋へ戻り、夫と対面し無事に終わったことを感じることが出来たのでした。
痛みよこんにちは
部屋へ戻ってからは足に血栓予防のポンプをつけられたり血圧を測ったり慌ただしかったですが
安堵の気持ちがようやく湧いてきました。
やっぱりもしものことも考えてしまいますからね!
部屋へ戻って20分もしないうちに痛みを感じるようになり、痛み止めを追加してもらいます。
傷の痛みなのか後陣痛の痛みなのか…感覚的には前者のように感じました。
足の感覚はまだなかったですが、太もも辺りに少しずつ動きが出てくるようになりました。
術後は20分おきに検温や血圧測定がありましたが、予想外だったのがお腹グリグリです←勝手に命名
なにをどうされたかわかりませんが、とにかく術後の部分を強めに触られ何かを確認する…
はい、地獄でした(笑)
夜中は出産ハイなのか身体が変化に追いつけないのかまったく寝られず
YouTubeを流して寝付けるための動画をひたすらに聞いていました(笑)
想像以上の痛み
2日目になりもろもろの管が抜かれていきます。
それはつまり起きてトイレに行く必要があるということでした。
感覚が戻ってから気付いたのですが、少しでも腹筋に力が入ると恐ろしい激痛が走るのでした。
ちょっとした咳払いや体勢の変化、笑うこともできません(笑)
くしゃみをしたら内臓が飛び出てくるんじゃないかと、本気で思いました
そんななか起き上がってトイレへ行かなければならないので、恐怖しかありません
ベッドをある程度高くし、リクライニングを最大まであげて
ゆっくりゆっくり足を曲げつつ横を向き…
痛いです。この時点でかなり痛かったです。
上肢を使ってベッドから背中を話した瞬間…
お腹にナイフを刺されていました。ほんとそんな痛みでした。
そして痛さのあまり動くことが出来ず、立ち会ってくれていた助産師さんもいったん退室してもらって
落ち着くのを待ちました。
その後なんとか立ち上がり、産後の皮だけになったお腹を支えて少しでも痛みを感じないように
すりすりと移動し、なんとかトイレを終わらせることが出来たのです。
トイレからの立ち上がりはまだマシな痛みでした(笑)
そしてそのタイミングでベッドに腰かけたまま、ナースステーションで預かってもらっていた次男を連れてきてもらい、ようやく腕で抱っこをすることが出来たのでした。
(産後直後はベッドで寝たままの抱っこでした)
動いた方が回復が早いとも聞いていたので、無理のない範囲で少しずつ動き、どうすれば痛みが軽減されるのか
どの順序で起き上がるのがいいのかなどなど
もはや研究レベルでいろいろと試していたのでした。(笑)
退院後の生活
退院ごろになると痛みもほとんどなくなっていましたが、それでも重いものを持つときや
体勢によっては痛みを感じることは多かったです。
産後に実家へ里帰りをしたのですが、布団での生活だったので授乳のたびに起きるのがしんどかったですね泣
1か月が経つころには、ようやく元の状態になり
1年以上が経った今では全く何も痛みを感じることもなく、普通の生活を送ることが出来ています。
手術痕は個人差はあると思いますが、私は中心辺りが瘢痕化してしまっていますが
傷口の両サイドから少しずつ目立たなくなってきています。このままきれいになってくれたらいなーなんて思っていますが、人様にお腹を見せることももうないと思うので全く気にしていません!
帝王切開を終えて
正直帝王切開の痛みを甘く見ていた自分がいました。
陣痛がない分楽なのかといえば、全くそんなことはないです!
もちろん人によっては、帝王切開の方が痛くなかった!という方もいらっしゃると思います。
比べていいのは、経験したママさんだけ。痛みの質が違うので、他人が比べるものではないのだと思います。
これから帝王切開を控えるママさんには、脅してしまうような内容になってしまったかもしれませんが
もしかしたら想像より痛くないかもしれないですし、もっと痛いかもしれません。
それでもいずれ身体は元に戻っていきますし、なにより大事な我が子を安全に産んであげることが出来ます。
「人のために手術台に上がるのは、臓器提供と帝王切開だけ」
私が手術に対して前向きになれた言葉です!
自らの足で手術台に上がるママはすごいんです!
帝王切開を乗り越えて、可愛い我が子と会いましょう!
応援しています!
それでは。
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