【体験談】出産に30時間かかった話。

こんにちは!とあです。

私は現在2児の母であり、長男を普通分娩、次男は帝王切開で出産しました。

両方を経験しているママさんはどのくらいいらっしゃるでしょうか?

長男は出産までに30時間近くかかっており、いわゆる難産の部類だったと思います。

なぜこんなに時間がかかってしまったのか。私の体験談をお話しできればと思います。

これから出産を迎えるママの参考になれば幸いです。

目次

1人目出産

新年早々に始まった陣痛

長男は年が明けた三が日の真っ最中に陣痛が始まりました。

夜中にふと目が覚め、「あれ?お腹痛いかも」とおもいトイレへ行くとまさかのおしるしが!

夜中の2時ごろでしたが旦那を起こし、よくわからない状態で陣痛間隔を測り(アプリを使いました)

念のため産院へも電話。「朝方までは様子をみてください」とのことだったので

ひとまず寝ることにしました。

いよいよか…とドキドキしながら眠りにつくと、思ったよりすんなりと眠ることができました。

この時寝られたのは幸いだったかもしれません。

まさかここから約30時間の戦いが始まるなんて思ってもみませんでしたから。

開かない子宮口

朝になり支度を整え産院へ向かうことに。

間隔としては10分開くか開かないかくらい。正直測り方がよくわかっていなかったです(笑)

産院につきそのままLDR室へ案内され、お腹に装置をつけていろいろと準備が進んでいます。

ここで初めて知ったのが、内診ぐりぐりの壮絶な痛さ…

助産師さんたちは慣れているのでこちらの反応にも動じませんが、本当に悶絶するほど私は痛かったです

そして言われた言葉が

「子宮口は1センチだね。生まれるのは日をまたぐだろうね~」

…え?いま朝の9時ですけど!?

もう陣痛始まって7時間は経過してますけど!?

初産て15時間くらいで産まれるものじゃないの!?

なんて考えが頭の中を一瞬で巡りました。

5センチくらい開いていると思ってましたから(笑)

そして助産師さんの言葉通り、そこから数時間おきに内診ぐりぐりを経験するのに、私の子宮口は全くと言っていいほど開いてこなかったのでした。

真夜中の戦い

結局ほとんど進展がないまま昼になります。おいしそうな給食もでますが、気分も悪いためほとんど食べられず。

コロナ渦でしたが幸い感染者が減少していた時期だったので、夫の付き添いが可能でした。

食べられそうなものだけ少し食べ、後は夫へどうぞ。

さらに夕方になりますが、陣痛の間隔も特に変わらず、なんなら遠のいているような

そんな状態でした。

すると助産師さんがやってきて

「今から経産婦さんの出産が始まるから、いったん部屋へ移動してほしい」

とのことで、荷物をまとめて痛みと闘いながら部屋へ戻ります。

そしてしばらくすると泣き声が…!

経産婦さんはこんなに出産が早いのか!と驚きました

再び部屋を移動することになりますが、LDR室ではなくナースステーション横のリカバリールームのようなところに案内され

そこでお腹に機械をつけ過ごすことに。

この時すでに夜になっており、陣痛が来てから18時間が経過していました。

機械は陣痛の痛みを数値化してくれるようなものなんですが、数値が大きいと陣痛が来ていて

0になっていれば止まっている。そんなことを知らせてくれる機械でした(名前なんだっけ)

数値が大きくなると当然痛むわけで、苦しがる私の腰を夫がマッサージしてくれるのですが

実際はなにも痛みは和らがず(笑)

しかも機械の数値と実際の痛みに時差があるのか、数値が0になってもまだしっかり痛みがあります

でも夫は0になった瞬間に手を止めるんですよね(笑)

0の状態で痛がっていると助産師さんにも

「今痛みないはずだよー」

なんて言われる始末。いや実際痛いんですって!!と叫びたかったですがそんな余裕もなく

21時ごろに再びLDR室へ移動し、そこで過ごすことになるのですが

そこからはひたすら陣痛との闘いです。

夜中になり夫もソファーで横になっており

私は5分刻みで睡眠をとるようなそんな状態です

それでも相変わらず子宮口は5~6センチ。私本当に産めるんだろうか?なんて思った記憶があります。

トイレも陣痛の隙間に挑みますが、痛みがくるともう動けません。

それでも何とかトイレへたどり着き、パットをみると何やら赤黒いような液体で汚れています

「出産のときはこうなるのか」

なんて思っていましたが、後になって助産師さんを呼べばよかったと少し後悔することに。

そのまま夜も更け、数分~5分刻みの睡眠が続いて朝を迎えるのでした。その時点で陣痛が来てから24時間が経過していました。

人工破水!一気に進む分娩

朝方になりもう疲労困憊の私。

進みが悪いのを見かねてか、先生から

「幕を切って人工破水させましょうか」と話があり

もう早く終わりたいと思っていた私はお願いすることに。

先生がメスで切った瞬間、バシャー!と水が出ていく感覚を感じました

でも先生たちの様子がなんだか怪しく

「羊混だ」と聞こえてきたのです

その時に、トイレでパットが赤黒く汚れていたのはこれが原因だったのかと察し

それと同時に不安が押し寄せてきました。

漫画アプリが大好きな私は、「コウノドリ」を妊娠する前に読んでいたのですが

「羊水混濁」というワードがいいものではないとどことなく覚えていたのです。

その程度の知識しかなかったので、「赤ちゃんは無事なんだろうか…」と心配になりましたが

先生たちはそれ以上なにもいうことはなかったので、ひとまず産むことに集中しようと思ったのでした。

分娩は体感5分

人工破水後は一気にお産が進み、いきみというのも感じるようになり

「きっとまだいきんではいけない!」と勝手に思い込んでいた私は必死にいきみ逃しをしていました。

吐き気もくるし、もうこのころは何を考えていたか正直覚えていません。

「とあさん、いきみ来てる!?」

「あ、きてます…」

「じゃあいきましょう!」

という感じでいよいよ分娩です。テレビで見るような感じではなく、いきむときは目を見開いて

とにかく○○をだすような感じで力をこめて(笑)

出てきたと思ったら少し引っ込んでしまったり

もういきまなくていいよと言われた後に全力でいきんでしまったり(ここで会陰が裂けたのかも)

それでも無事に、長男を出産したのでした。

元気な産声を聞けたとき、どんな気持ちになるのかと想像していましたが実際は

「やっと終わった…」

でした。

そうして、私の30時間に及ぶ出産は終わりを迎えたのでした。

普通分娩を終えて

幸いなことに産後の回復が比較的早く、産んだ後は2時間安静しましたが

その後は体感的にもういつも通りの身体になっていました。

歩くのも普通、トイレもできた。でも唯一の痛みをあげると

「痔」でした(笑)

会陰切開の傷もさほどきにならず(なんなら裂けていたことも気づかず縫われるときに知る)

それでも座るときに痛いのは、痔の仕業でした泣

それは円座を使えばなんとか痛みは和らぎ、比較的快適な産後を過ごしていたと思います。

よく聞く「後陣痛」は全くと言っていいほどなく、処方されていた痛み止めも一粒も飲みませんでした。

ただし授乳のときに生理痛のような痛みはあったので、それが後陣痛代わりになっていたのかも?

なにわともあれ、私の普通分娩は30時間という長丁場ののちに無事に終わったのでした。

それでは。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次